中国には日本と異なる独自のWEB事情があるため、中国版のホームページを作るとなった際は、中国に拠点を持つホームページ制作会社を選ぶことが得策です。

予算の編成やホームページの大まかな方向性が社内で決まったら、いよいよ中国の制作会社探しを行われるかと思います。

ただ現在、中国(のみならず多国的)に拠点を持つ、日系企業向けのホームページ制作会社の数は、徐々に増えつつあります。

成功する中国版のホームページを作ってもらうために、どの制作会社にパートナーとなってもらえばいいのか、なかなか判断が難しいのではないでしょうか?

そこで今回は「中国語のホームページを、中国拠点の制作会社に依頼して作りたい」という企業様に向け、日系企業向け・中国拠点のホームページ制作会社の選び方およびそれに役立つ5つの着眼点をご紹介します。

中国のホームページ制作会社選びでよくある失敗とは?

中国に拠点を置く、日系企業向けのホームページ制作会社の中には、制作費用は格安だけどアフターサポートが充実していない会社が多くあります。

「中国のホームページ制作会社選びに失敗してしまった…」という日系企業様の悩みの多くを占めるのも、アフターサポートの不十分さに関することです。

ホームページを維持するうえで、細かな問題が発生することは珍しくありません。

いわゆる“保守”の概念として存在する、ホームページの不具合などの修正作業が、中国拠点のホームページ制作会社には無い、あるいはあっても高額になることに気付いてはじめて、「制作を依頼する会社を間違えてしまったかも…」と後悔されるようです。

良質な中国向けホームページを制作する会社が持っている5つの特徴

日本のホームページ制作会社でも、中国のホームページ制作会社にも、共通していることかもしれませんが、優良なホームページ制作会社には、それなりの“いい理由”が持ち合わされています。

以下では、成功するホームページを制作してくれる確率が高い、ホームページ制作会社の特徴を5つピックアップしてみました。

  1. 1. 企業の事業内容とホームページ制作の意図を細かくヒアリングしてくれる
  2. 2. ホームぺージでどんな悩みを持ったことがあるか聞いてくれる
  3. 3. 使いやすさ重視の内容を提案してくれる
  4. 4. 双方のスピード・質・予算の感覚を把握し、合わないなら先に言ってくれる
  5. 5. アフターサポートの内容や費用形態を、先に明確にしてくれる

【1】企業の事業内容とホームページ制作の意図を細かくヒアリングしてくれる

ただオシャレなホームページではなく、“意味のある”ホームページを作るためには、その企業について深く理解することが必要です。

  1. ● どんな商品(サービス)が、誰をターゲットに展開されているのか?
  2. ● 制作したホームページにどんな役割を持たせたいのか?

こうした内容を、緻密にすり合わせてくれるホームページ制作会社は、優れた結果を出せる傾向があります。

特に、日本人のスタッフが在籍する企業では、コミュニケーションに齟齬が生まれにくく、会社の意図が伝わりやすいです。

【2】ホームぺージでどんな悩みを持ったことがあるか聞いてくれる

過去、別のホームページ制作関連の会社と契約していて、いわば“乗り換え”をする企業がある場合。

その企業に対して、「どうして制作会社を変えたいと思ったのか?」あるいは「何がダメだったのか?」を明確に聞いてきてくれるホームページ制作会社は心強いです。

「過去の不具合を繰り返さず、いい中国版ホームページを作ろう!」とする気概が、その姿勢に表れています。

ホームページ制作会社によくある最初の無料相談・無料打ち合わせの段階で、どれほど親身になって、企業(自社)のホームページのことを聞いてくれるのかが、1つの判断基準となるでしょう。

【3】使いやすさ重視の内容を提案してくれる


先ほども述べましたが、見栄えがいいだけのホームページでは、エンドユーザーの役には立ちません。

実際にページを閲覧する人が最も見やすいデザインやテキスト、そして使いやすいシステムを提案できることを、優れたホームページ制作会社は強みにしています。

過去の実績をよく見ると、上記内容の良し悪しは素人視点でも、ある程度つかみ取ることができます。

【4】双方のスピード・質・予算の感覚を把握し、合わないなら先に言ってくれる

  1. ● デザインにはそこまでこだわらないから、早く安く仕上げてほしい
  2. ● 予算は高く出せるのでクオリティにこだわり抜いてほしい
  3. ● スピードにはこだわらないので、予算控えめで高品質に仕上げてほしい …etc

上記のように、ホームページを作りたい会社には、それぞれ違った要望があります。

一方ホームページの制作会社も得意なジャンルが違うので、応えられる要望もあれば、応えにくい要望もあります。

企業規模には関係なく、ホームページ制作に関するスピード・質・予算の感覚が合う制作会社とは、パートナーとして長く良い関係を築いていけるでしょう。

優れたホームページ制作会社は、「スピード・質・予算の感覚がかなり違うかも?」と推測したら、契約前の段階で、企業側にきちんとその旨を伝えることができます。

【5】アフターサポートの内容や費用形態を、先に明確にしてくれる

  1. ● アフターサポートを行ってくれるのか、行わないのか
  2. ● 修正ごとにお金がかかるのか、定額でお金がかかるのか
  3. ● アフターサポートの作業範囲はどこまでなのか …etc

記事の冒頭でも少し話題にしましたが、後々のトラブルを避けるために、契約前に上記事項を確認することは必須です。

そのうえで、“アフターサポートをきちんと行ってくれる会社”と今回示したいのは、“何も起きない状態を維持できる会社”です。

「毎月保守費用を払っているが特に何も起きる様子がない、いったい何をしているのだろう?」と、WEBのことにそう詳しくはない担当者は思いがちなのですが、逐一依頼をしなくても、“何も起きないように常に何かをしている”ことが、本来あるべき姿のアフターサポートです。

そうしてアンテナを張っていても、ホームページに不具合が出るケースはありますが、契約前のちょっとしたやり取りからスムーズであれば、迅速な対応が期待できます。

中国拠点ホームページ制作会社を比較検討する材料は実績・口コミが有力

複数のホームページ制作会社が候補に挙がって、その中から1つの制作会社を選ぶために比較・検討を行う際は、その会社の実績・評判(口コミ)を重視することを推奨します。

その制作会社が、どんなデザインまで対応できるのかを計る材料になるほか、名前を聞いたことがある有名企業との契約が長く続いているのであれば、「アフターサポートや運用も丁寧なところなのかな?」と推測できます。

少なくとも、値段の安さやキャッチコピーを見た感じの勘で、ホームページ制作会社を選んでしまうより、失敗する確率はグンと下がることでしょう。

まとめ

以上、中国拠点ホームページ制作会社の選び方、そして良い制作会社が持っている5つの傾向を紹介しました。

基本的には、日本でホームページ制作を依頼する時と同じ観点を持ち、実績重視で中国拠点のホームページ制作会社を選べば、「大きく失敗をしたな…」とガッカリするような事態にならないはずです。

中国版のホームページが、第2、第3のホームページにあたる場合、どうしても費用の安さを魅力に感じてしまうかもしれません。

しかし、安いとはいえお金がかかることには変わりなく、それで効果のない中国版ホームページを完成させても、意味がありません。

この記事で説明したことも参考に、慎重に中国拠点のホームページ制作会社を検討しましょう。

中国のホームページ制作なら実績豊富なHLカンパニーにお任せください。