Wechat(微信)のモーメンツ(朋友圈)において、他サイトへの誘導を促す外部リンクや、シェアやフォローを促す表現などへの規制が強化されました!

Wechat外部リンク内容管理規範

もはや中国の国民ツールと呼んでも過言でないソーシャルネットワーキングサービスであるWechat(微信)の運営会社テンセント(騰訊)が、2018年5月29日より「Wechat外部リンク内容管理規範」を施行しました。
違反した場合には、WeChatアカウントが凍結される可能性もある規制なので、軽視はできません。
今後、WeChat上で広告を行なう際には、十分留意する必要があります。

誘導·フォローを促す表現の禁止

公衆号(公式アカウント)のフォローを促したり、他サイトへ誘導する表現は禁止になりました。
広告手法のひとつとして、掲示されたQRコードをスキャンして、その先のwebサービスに登録すると◯◯元プレゼントといった手法がありますが、今後はこのような手法は規制対象となる可能性が高くなります。
QRコード経由でコミックを閲覧できます、シェアすると現金キャッシュバック·賞品·優待券·金券·ポイント·携帯通話料·パケット量プレゼントなどと謳ったシェアも注意が必要です。
その他、「戻る」表示から他のサイトへ誘導したり、外部リンク先サイトからユーザーのサムネイルやニックネームなど個人のプライバシー情報を露出するシェアなどの禁止が盛り込まれています。

違反すると

これらの規範に違反した場合は、該当Wechatアカウントが凍結となります。
初回は違反したリンクを修正すれば凍結解除が申請できますが、2回目の違反は12時間の凍結、3回目は1日、4回目以降は1週間の凍結となります。
違反を繰り返したり、意図的な細工を繰り返した場合には、該当Wechatアカウントの永久停止となる可能性もありますので注意が必要です。

【参照】
https://weixin.qq.com/cgi-bin/readtemplate?t=weixin_external_links_content_management_specification