日本にいる中国人に対しては、Googleのリスティング広告が効果的ですが、中国現地の中国人に対してブランディングしたいと考えているなら、百度(バイドゥ)リスティングを攻略する必要があります。

百度のリスティングでは、PCとモバイル両方に対してキーワード対策でき、自社ランディングページへのクリック率を高められます。

とりわけ、近年では多くのインターネットユーザーがスマホに流れており、PCを持っていないという中国人も多いのが現状です。そのため、スマホでの百度検索にも効果的な百度リスティング広告は、主要なプロモーション方法と言えるでしょう。

中国におけるモバイルユーザーは年々増えてきており、2016年には7億近くに達しています。そのモバイルユーザーの実に約9割が百度検索を利用しています。

百度のリスティング広告を攻略する前に、理解しておきたい点がいくつかあります。それが、キーワードに関する事です。

中国人と日本人のキーワード検索は異なっています。例えば、ファーウェイのスマホについて知りたい場合、日本人なら通常「ファーウェイ スマホ」とスペースで区切って2つのキーワードを並べて検索します。

一方、中国人の場合、キーワードの間にスペースを入れる習慣はなく、「华为手机(ファーウェイスマホ)」のように2つのキーワードを続けて入力し自然文検索をすることがほとんどなのです。小さな点ですが、自社ランディングページのヒット率に直接関わる部分であるため、とても重要と言えます。

また、百度は「最、唯一、第一」など誇張の含みがある表現を嫌います。そのため、百度のリスティング広告で対策キーワードを指定する場合はこれらのワードを避けなければなりません。

百度(バイドゥ)エンジン対策は、Googleのそれとは異なる点が多いので、リスティング広告を活用する前によく調べておきましょう。