中国の集客にSNS(社交网站)を活用するなら、WeChat(微信)とWeibo(微博)は避けて通れないツールです。WeChat(微信)もWeibo(微博)も、企業公式アカウント(官方账号)を取得する事ができ、ユーザーにサービス内容を告知したり、新規顧客を獲得したりするには最適なツールだからです。

Weibo(微博)を集客に利用している日本企業の1つに、日本よりも中国で有名な味千ラーメンがあります。九州熊本発で1968年にスタートしたラーメン屋です。日本には90店舗ほどしかないものの中国では広く展開し、2018年5月の段階でWeibo(微博)のフォロワー(粉丝)数は約60万に達しています。

中国版Twitterとも呼ばれるWeibo(微博)は、機能的な面でもTwitterに似ています。例えば、文字数制限が140文字と日本語版Twitterと全く同じ文字数制限です。リプライ、「いいね」機能などがある点、画像や動画の投稿が可能な点もTwitterと似ていますが、Twitterよりも動画投稿が多いのがWeibo(微博)の特徴でもあります。

Weibo(微博)がWeChat(微信)よりも集客に優れているのは、広告効果の高いタイムラインに長い動画を投稿する事ができる点です。Weibo(微博)はタイムライン上に1分間以上の動画を投稿する事ができ、1分間という時間は広告動画としては必要な内容を十分に訴求できる時間となります。中国のKOLとして有名な網紅(ワンホン)が最も効果を発揮するのもWeibo(微博)です。

TwitterやInstagramと同様、ハッシュタグが有効なこともWeibo(微博)が集客に優れている理由の1つです。ホットワードを「#〇〇#」のようにシャープ(井号(ジンハオ))で括ることによりユーザーがホットワード検索した際の出現率を高めることが可能です。

上述の味千ラーメンはECサイトのひとつ京東(ジンドン)でパック入りラーメンを販売していますが、Weibo(微博)のタイムラインにリンクを付け、京東(ジンドン)の味千ラーメン旗艦店に飛べるよう工夫しています。

中国での集客に、WeChat(微信)とWeibo(微博)の2大SNSプラットフォームの活用は重要です。Weibo(微博)にはWeChat(微信)にはない利点も多くあるので、ぜひ集客に活用してみてください。