ダブルイレブン「独身の日」とは

中国での11月11日は「ダブルイレブン」「独身の日」と呼ばれ、毎年恒例のネットショピングの大型商戦が始まり、多くの日本企業も参加して盛り上がりを見せています。

2016年の「独身の日」1日の売上は1兆8900億円にのぼり、中国ではもはや社会現象になっています。

「独身の日」は、中国アリババ·グループが運営するECサイト「Tmall(天猫)」でプレゼント企画として2009年に始めましたが、当時はスマホの普及も少なくセールに参加した店舗もわずか27店舗でした。
その後、どんどんと巨大化したキャンペーンはECサイトの域を超えるようになり、わずか数年で、11月11日は「セールの日」になったのです。

商品カテゴリーでは、アパレル·コスメ·電化製品·スマートフォン·食品のカテゴリーが高い流通額を記録しています。
越境ECでの、国別売上高では2015年2位だった「日本」が、1位のアメリカを抑え2016年の1位を獲得しました。
国境を越えて、日本商品の知名度と人気の高さが証明されたと言えます。

2017年「独身の日」セール状況

2017年11日11日当日、セール開始からは、何と!過去最速となる3分で1700億円·16時間で2兆2000億円以上を突破しました!
スタートから16時間後に前年実績を上回ったのです。過去最高の取扱高を更新!
第1回の時のアリババの売上は5000万元に過ぎなかったのが、わずか7年間で2400倍以上になったのです。

この売上は、アリババ1社だけの数字であり、ネット通販他社も追随し全体でのトータル売上は3兆円以上となっています。

日本企業で出店している「ユニクロ」は、2016年のダブルイレブンの売上は約3分で1億元を突破し、ネット通販用在庫は10時間も経たない内に在庫切れとなりました。
その時、ユニクロは「実店舗にある商品を、ネットセールの特別価格で販売します」とネット上で声明しネット店舗から実店舗への流れが生じ、オンラインとオフラインが融合したのです。
ユニクロは2017年のダブルイレブンを最初からオン·オフラインの融合版として展開しました。
その結果、売上数値では昨年の4.5倍の売上高を記録し、驚異的な伸びを達成したのです。

「独身の日」は社会的な「セールの日」として人々に浸透し巨額の売上を上げています。来年も、記録更新となるのでしょうか!

Tmall店舗運営勉強会

中国において成長著しいインターネットショッピングモール。その筆頭であるTmall、タオバオを中心に店舗運営につきまして、下記の通り勉強会を開催いたします。ご興味のある方はご連絡ください。
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